他人のことを考えるとき、人は同時に自分自身のことも考えています。考えるということは、大きな力を持っています。

悪いことばかり考えていれば悪い方に引っ張られてしまいますし、逆に良いことを考えていれば、心の在り方も良いものとなっていくでしょう。

例えば、自分の母親に対して「自分は母親から不当な仕打ちを受けていた」と考えている場合には、自分自身も他人に不当な仕打ちをする人間になっていきます。ひとつの考えは、自身のエネルギーにしみ込み、人格や振る舞いを通して現実のものとなっていくのです。

自分は母親と違う人間だ、そうなりたくないと思っていても、エネルギーには自然と引っ張られてしまいます。人を裁き続けている限り、自分もそっくりな人間になってしまうのです。